NSプラスは、様々なこだわりの素材を使用しています。宝石のように美しい輝きを放つ本貝螺鈿、箔の美しさ・張りと色味を合わせた存在感のある本金箔、混じり気が少ない純白の輝きと深みと強さをあわせ持つプラチナ箔やラメ。そのすべての素材のそれぞれの持ち味を活かすことで、美しく高級感のあるオリジナリティあふれるものへと生まれていきます。
貝殻の内面にきらめく美しい部分を磨き、表現することで、貝殻の持つ美しさを残しながら繊細な模様を出します。一つとして同じ形のない貝殻、その一つ一つに向き合う職人の丁寧な技が、螺鈿の宝石のように美しい光沢を生み出しているのです。仏具、茶道具に用いられる伝統技法で、宝物のようなこの装飾技法を、螺鈿と言います。光によって、見る角度によって、七色に光る貝殻の美しく吸い込まれるような魅力を持っています。材料となる貝には、主に夜光貝・アワビ・貝蝶貝などを使用します。
金箔は、金を微量の銀や銅とともに金槌で叩いてごく薄く延ばし、箔状態にしたものです。 本来の意味での金箔は「純金箔」として区別されていましたが、純金の表示が純金のみで製造されていると誤解を受けるため、金のみで作られたものを「純金箔」、銀および銅を合金しているものを「(本)金箔」とあらわしています。
本金箔同様、気温や湿度など厳しい環境下においても変色しないプラチナ箔。金銀の古い歴史に比べればプラチナを使い始めたのは近年の話です。変色しないため、銀に替わってよく使われるようになりました。銀より高価なため高級なものに加工するなどでよく使われています。
金・銀の箔や本貝螺鈿等を用いた豪華な装飾。押し箔、切箔、振金砂子など繊細で集中力の必要となる技術、技法で伝統工芸の優美な豪華さを引き立て、友禅を華やかにする金彩。美しい品格を表現いたします。
友禅の最高の仕上げの場所、それが金彩工芸であり、本金箔の味や風合いをイメージし、表現するのが職人技です。